こんにちは。Linuxにドハマリわたすけです。
今回は、シンプルでカスタマイズ性豊富な「ArchLinux」のインストール方法を解説します。
今回はnanoを使っています。比較的初心者向けかなと思ったからです。
また、文がほぼ参考サイトのコピペみたいになってます。申し訳ない
環境:Windows10、ArchLinux(2020/4/1版)
GPT、UEFI
2020年5月3日実施
キーボード関連
日本語キーボードを使っているのでレイアウトを読み込みます。
loadkeys jp106
インターネット接続(無線のみ)
有線接続していたら飛ばしてください。
WiFiに接続するため、wifimenuというソフトを使います。
wifi-menu
その後、接続したいWiFiを上下キーで選び、Enterキーを押します。次はEnterで飛ばし、次にパスワードを入力すればネットに接続されます!
簡単で
す!
本当にネットに接続してるか不安であれば、以下のコマンドを入力してなんか一定の間隔で文章が流れていけば成功です。止めたいときはCtrl+Cを押しましょう。
ping google.com
時刻合わせ
timedatectl set-ntp true
パーティション分け
パーティションを分けます。ArchLinuxをインストールするパーティション、swap用のパーティションと2つに分けます。swapは基本的にパソコンのメモリ容量と同じくらいが適切らしいですが、お好きにどうぞ。そしてインストール用のパーティション容量は、(HDD/SSD全体の容量 – swap容量)で求めます。
例えば、8GBのメモリ・256GBのSSDという環境のパソコンにインストールするときは、swap:8GB、インストール用に248GBという構成がいいと思います。swapを16GB取りたいときは、インストール用パーティションは240GBとなります。
fdisk -l
ここで、インストールするHDD/SSDを見つけます。
ちなみに、今回の解説ではインストール先のHDDを/dev/sdXとします。Xの部分はaだったりbだったりだと思うので、置き換えてやってください。
cfdisk /dev/sdX
まずパーティションテーブルはdosにします。
矢印キー左右で「New」を選択し、Enterを押します。
容量を聞かれると思うので、HDD/SSD全体の容量 – swap容量)で求めた容量を入力し、Enterを押してください。その後は「Primary」と書いてある方を選んだらEnterでしばらく飛ばしてください。
/dev/sdX1ができたら、↓キーを押してパーティションを移動します。左右キーで「New」を選択した後はとりあえずEnterを押し続けたらなんとかなるとおもいます。「Primary」を選択しなければならないことに注意して下さい。
/dev/sdX2ができたと思います。矢印キー左右で「Write」を選択し、yesと入力してEnter、これで今までの操作が適用されます。Writeをするまでは何も影響がないため、操作を間違っても安心してください。
Writeが終わったらQuitを選択して終了です。
フォーマット
パーティションができてもフォーマットしないと意味がありません。
以下のコマンドを入力します。コマンドは上から順にインストール用パーティションのフォーマット、swap作成、swap有効化です。
mkfs.ext4 /dev/sdX1 mkswap /dev/sdX2 swapon /dev/sdX2
マウント
インストール用のパーティションをマウントします。
mount /dev/sdX1 /mnt
ミラーリスト編集
ミラーリストを日本に変更しておきます。
nano /etc/pacman.d/mirrorlist
Ctrl+Wで、「japan」と入力して検索します。するとこのようになります。
#japan Server = (なんかURL)
Serverと書いてある行にカーソルを持っていき、Ctrl+Kを押します。行が切り取られるので、PageUpや↑キーを押して頑張って上までスクロールし、Ctrl+Uを押して貼り付けます。
編集が終わったら、Ctrl+Xを押します。多分保存するかどうか聞かれるので、Y→Enterの順に押して保存して終了します。
ディスクにインストール
ついにArchLinuxをインストールします。まだ終わりではないですが。
pacstrap /mnt base base-devel bash-completion linux linux-headers
割と時間がかかるので、ちょっと待ちましょう。
ちなみに、もしWindowsや他のLinuxとのデュアルブートにしようと考えており、すでに他のOSがインストールされている場合は、このあたりのタイミングでさっきの[fdisk -l]で「EFI Partition」とかなんとか書かれたパーティションを/mnt/boot/efiにマウントしてください。(ここではsdX0となってますが環境に合わせて数字を指定してください)
mount /dev/sdX0 /mnt/boot/efi
fstab
パーティションのマウント情報を記録しておきます。
genfstab -U /mnt >> /mnt/etc/fstab
ArchLinuxの設定
ここからはインストールしたArchLinuxに入って、色々設定をしていきます。
といっても、再起動するのではなく、インストールしたArch Linuxに切り替える専用のコマンドを使います。
arch-chroot /mnt
万が一起動しなかったときや、不具合が起こったとき、このコマンドを使うことがあります。
nanoとかをインストール
なんとこのArchLinux、nanoが入っていません。というわけでインストールしましょう。ついでに、後で使うソフトも入れましょう。そして、ついでにnanoをデフォルトのエディターにしておきます。
pacman -S nano networkmanager grub dosfstools efibootmgr echo EDITOR=nano >> /etc/bash.bashrc source /etc/bash.bashrc
ロケール設定
nano /etc/locale.gen
検索(Ctrl+W)なども使って、「en_US.UTF-8 UTF-8」、「ja_JP.UTF-8 UTF-8」という文の一番最初にある”#”を削除します。
終わったら、設定を適応します。
locale-gen echo LANG=en_US.UTF-8 > /etc/locale.conf
タイムゾーン設定
tzselect
なんかでるので、Asia→Japanと対応している数字(おそらく4→19)を順に入力し、確認が出たら1を入力して設定完了です。
ハードウェアクロックの設定
マザーボードに時間を書き込みます
hwclock --systohc --local
hostnameの編集
nano /etc/hostname
自分の好きな名前を入力してください。arch-notepcとかね。
ユーザー編集
流れとしては、root(管理者)のパスワード変更→一般ユーザーの作成(パスワード変更)→sudo使用可能にする です。
ここではユーザー名をXXXとして解説します。好きな名前にしてください。
passwd root groupadd XXX useradd -m -g XXX -s /bin/bash XXX passwd XXX groupadd sudo usermod -G sudo XXX
visudo
visudo
「%sudo ALL=(ALL) ALL」という文の、最初にある#を消します。
ブートローダーの設定
grub-install --target=x86_64-efi --efi-directory=/boot/efi --bootloader-id=ArchLinux --recheck grub-mkconfig -o /boot/grub/grub.cfg
再起動
再起動します。
exit reboot
再起動してログイン画面が出たらとりあえず成功です!ユーザー名root、パスワードは先程設定したものを入力してログインしてください。
ネットワーク接続
systemctl enable NetworkManager systemctl start NetworkManager
WiFiの場合は以下のようなコマンドも打ちます。SSIDはSSID(アクセスポイントの名前的なやつ)に、PASSWORDはWiFiのパスワードに置き換えてください。
nmcli d wifi list nmcli d wifi connect SSID password PASSWORD
接続できたかどうか不安ならping google.comをしてください。
完了
ここまでできればとりあえず終わりです!!あとは自分の好きなようにカスタマイズしていってください。参考に、おすすめのデスクトップ環境「KDE」を試したい場合は以下のコマンドを打ってください。最後のコマンドによって再起動され、起動したらログイン画面が表示されるかと思います。
pacman -S plasma-meta systemctl enable sddm reboot
最後に
Linuxの最高の利点はカスタマイズ性だと思っています。いろいろ調べて自分好みにカスタマイズしてみてくださいね!
また、何かわからないことがあったらぜひ気軽にコメントしてください!可能な限り対処します。
参考サイトほぼ丸写しになってしまって申し訳ないです この場でお詫び申し上げます
コメント
boot のマウントコマンドの記述
mount /dev/sdX2 /mnt/boot/efi
となっていますが /dev/sdX2 は swap partition です
コメントありがとうございます。修正しておきました。
grub-mkconfig -o /boot/efi/EFI/ArchLinux/grubx64.efiをgrub-mkconfig -o (grub.cfgのパス)にしないと.efiファイルが上書きされます
修正しました。ありがとうございます。